ラブライブ! School idol project と出会ってからの話。

2016年 3月31日/4月1日

ラブライブ!School idol projectの9人のキャラクターによる架空のアイドルグループ「μ's」のファイナルライブが東京ドームにて行われ、参加してきました。

セットリストはこちら

 

 

僕がラブライブという作品に出会ったのは、テレビアニメ1期の3話か4話が放送していた時期に、以前見ていた「キディ・ガーランド」というアニメに出演していた内田彩さんがラブライブに出演しているという情報をどこからか偶然得て、それまでラブライブのラの字も知らなかったのに興味本位で1話から追いかけて視聴したのがキッカケでした。2013年1月~2月頃の出来事ですね。

気付けばラブライブの世界に魅了され、iTunesでアニメ1期のオープニングテーマ「僕らは今のなかで」を購入して繰り返し聴いていました。今思うとこの時は全く声の聞き分けが出来ていませんでした。

そこから本放送に追いつき、6話ぐらいからはリアルタイムで視聴していたと思います。「これからのSomeday」のライブシーンにはもう釘付けでした。

8話で「僕らのLIFE 君とのLIVE」を聞いた時には「ラブライブのアニメ放送が始まる以前から深夜アニメの間のCMで聴き覚えのある曲だ!」と思って勝手に妙な親近感が湧いていました。

 

そしてそのままリアルタイムで視聴し、完全に勢いと、学生の頃よりも使えるお金が増えたことをきっかけに今までアニメのDVDは買ったことが無かったのに発売日前日のフラゲ日にブルーレイ1巻を「とらのあな」へ買いに走っていました。

なぜ「とらのあな」で購入を決めたかというと全巻購入特典の描きおろしタペストリー(にこ&希)があったからでして。

見始めの頃はまずはキャラクターとキャストの顔と名前を覚えようと公式HPのキャラクターのページを順番に覗いている時に東條希ちゃんのニッとしている横顔に一目惚れしてから今日まで、そしてこれからも希ちゃんが好きです。

一途になれるキャラクターが決まると鑑賞中気付けば目で追ってしまっているんですよね。この話は出番少ないんじゃないか!?と思い込みの怒りを感じるほどに。

 

 テレビアニメ1期の放送が終わり、ブルーレイ1巻が発売され1巻に封入されていた「μ's 3rd Anniversary LoveLive!(以下、3rdライブ)」の先行応募券をせっかくついてきたんだから応募しておこう、ぐらいの気持ちで応募したらたまたま当たってしまったのをきっかけに数年ぶりにアニソンのライブに参加することになりました。

 

2連番での当選だったため、アニメ化以前よりファンだった友人を誘い、とりあえず100均で15分ほど光るサイリウム(紫)を数本買って行こう、ぐらいの気持ちで仕事終わりに開演ギリギリの時間に現地に行ったのですが友人からキングブレードのお下がりをチケットのお礼にと貰ってこんな便利なものがいつの間にか出ていたのかと数年前と比べて驚きました。

まだその時はキャストの顔と名前を全員覚えていないうえに知らない曲が何曲もあるしコールを含むオタ芸等に物凄く抵抗があったのですが開演直前にはもう期待と緊張で手汗と鳥肌。自分も周りの見よう見まねでサイリウムの色をキャラクターごとに変えたり、コールを入れたり、希役の楠田亜衣奈さんことくっすんが参加している楽曲では1本しかないキンブレを紫色にして叫んだりとすっかり会場の空気に呑まれていました。

感動的なMCと「きっと青春が聞こえる」の合唱でもうボロボロになるまで泣いて、この頃からライブに参加する度に「ラブライブという作品が好きで良かった」と毎回思っています。

 

正直に言うと3rdライブの当選通知が来た時にTwitterを覗いたら落選報告ばかりなうえにヤフオクも6桁円で落札されてたりで転売しちゃおうかな?とか本当に行きたがってる友人に譲ろうかな?なんて思ったりしたもんですが3rdライブに参加したことがラブライブを知ってから今日までの人生での大きなターニングポイントになっていました。

 

 リリースされるCDやDVDは勿論、書籍やキャラクターグッズも揃え始め、ファンとして、アニメ好きとして久しぶりに充実していると思える時間でした。

聴く曲はラブライブ関連ばかりで1期のブルーレイを毎月買いに行く時期には「baby maybe 恋のボタン」、「sweet&sweet holiday」の2曲をよく聴いていてその2曲を聴くと今でもその時の事を思い出します。ファイナルライブでもその2曲を歌ってくれてとても嬉しかったなあ。

 

1期のブルーレイを全巻揃え終えた頃にはラブライブで一緒に盛り上がれる友人も増え、このコンテンツを好きなことが本当に嬉しくて楽しいことなんだと実感します。

 

 

2014年2月に開催された4thライブにも奇跡的に当選し、両日現地参加しました。

開催日前日の夜頃から悪天候で交通にトラブルが生じたりで職場にライブ参戦することを隠したままでっちあげの嘘をついて早退して猛吹雪の中参加したのを覚えています。

後にテレビアニメ2期終盤でμ'sメンバーが吹雪の中ライブに向かう話が出てきますがその脚本は4thライブ以前から出来ていてスタッフも驚いたとか。

3rdライブの開催地であるパシフィコ横浜の4倍以上のキャパシティを持つさいたまスーパーアリーナに着いた時は本当に驚きました。チケットの当選倍率が高いとは聞いていたけどここまでラブライブのファンが多いのかと…。

開催日数の2日間に増え、曲数も増えてまだ現場慣れしていない身としては3rdライブの時よりは幾分マシではあるけどまだ周りに合わせていくのに必死なのと頭が空っぽになっていたせいでライブの内容をあまり覚えていなかったのが本音です。

それでも

1日目の「微熱からMystery」

2日目の「硝子の花園」

この2曲は現地で見た時の興奮と感動を今でも忘れられません。思い出すだけでも鳥肌が立ちます。

 

 

そして4thライブで発表されたテレビアニメ2期。

1期の時とは違い1話から最速リアルタイムで観れること、動いている9人にまた会えたことは本当に嬉しかった。1話放送当時その日だけで何回観たことか…。

穂乃果が生徒会長になっているのはどうせ夢オチでしょ?とずっとずっと疑っていたのですが話はそのまま進み、ということは3年生は卒業してしまうのか…希にはもう会えなくなってしまうのだろうか…と不安になりながら観ていました。

2期はキャラクターごとにスポットを当てられた話が多くて特に4,5,8話はファンの間でキャラクターの好みが大きく動いた回なのではないでしょうか。

7話のエンディング手前と次回予告からもう本当に8話が楽しみで仕方なかったし放送中は見ながら泣いてしまいました。7話が収録されているブルーレイ5巻のジャケ写が公開された時も本当に嬉しかったし発売が待ち遠しくて仕方なかったなあ。

6話で挿入歌として登場した「Dansing stars on me!」ではソロパートは特に優遇さていないものの、希がセンターになり、それがアニメでPVとしてダンスシーンがあって、心の底から嬉しかった。5thライブではコレが実際に観られるのかな、ともう放送当時から楽しみでした。

 10話からは一気に現実味のある3年生卒業の話になり、本編では3年生卒業と同時に解散宣言をし、現実のグループはアニメとは関係無しに9人でこの先何年も活動を続けてほしいとずっと願っていました。

12話は言わずもがな。テレビの前でUO折って泣きながら振っていました。

最終話は愛してるばんざいで号泣。これでもう終わりだと思っていた最後の最後に劇場版を匂わせる展開だったのは本当に嬉しかったですね。

 

 

2015年1月31日/2月1日に開催された 5thライブには当選はしなかったものの、友人のおかげでなんとか両日現地に参加することが出来ました。

この頃にはもう随分とライブに慣れて余裕が出来てライブが終わったあとも細かい点まで覚えていられて5thライブは本当に楽しかった。

テレビアニメ2期の流れをそのまま再現したセットリストと衣装で「今目の前にμ'sがいるんだ」って今までのライブ以上に強く実感しました。

そしてなにより2日目の2月1日くっすんの誕生日当日。

あれを現地で見れたことは今でも嬉しく思うし、ライブ終わったあとに「希とくっすんが好きで本当によかった。ありがとう。」とも思いました。

 

 

5thライブにて劇場版の公開日が発表され、新曲のPVも流れ、当時は「映画だしあくまでテレビアニメ語の話で特に話は進まずドラマCDやお祭り的な話なのかな」と思っていました。なので前半のニューヨークでの話がすごく好きなんですよね。もうああいうのだけ観ていたいぐらい。μ'sにはずっと同じ時の中にいてほしいとさえ思ってました。

でもあくまで彼女たち9人が成長する話なんですよね。それでもこれで9人の話が終わってしまうのが本当に嫌で嫌で、公開初日から毎週1回は朝一で劇場に足を運んで観て。トータルで20回前後は観たんじゃないかな。こんなに何度も見たくなる映画は初めてでした。仕事中にふと見たくなって仕事帰りに見に行くぐらい。毎回同じ場所で泣いて、友人と感想や考察を語り合った後に観なおして発見があったり、今まで希ばかり観てたから大勢が映ってるシーンでは他のキャラクターたちも注目してみようとか別の見方が出来たり、見るたびに新たな発見があって本当に楽しかった。初めて応援上映なるものにも参加したりして。池袋の舞台挨拶にも行ったなあ。

 

 

それからCDのリリース情報等の進展はあったものの、次のライブの発表がずっと無くていつになるんだろう…と思っていたところにファイナルシングル・ファイナルライブの告知。もうどうしていいのかわかりませんでした。

どうもこうも出来ないのでとにかく自分のするべきことは彼女たちを現地で見届けることだと思いました。

今まで以上の倍率に残念ながらチケットを当てることが出来ず、1日目は友人たちとライブビューイングへ。2日目は友人のご厚意で余っているチケットを譲って貰って現地で彼女たちを見届ける事が出来ました。

 

 

ライブまでの間、当日が楽しみなのと最後を迎えたくないという葛藤で実感が湧きませんでした。

精一杯彼女たちを応援しよう、そして自分も最大限楽しもうという気持ちで参加しました。

「もぎゅっと "love" で接近中!」のPV中の衣装を再現した9人の可愛いメイド服でアニメ挿入歌のメドレーでは最後になんと今までアニメサイズのみだったメドレーがDancing stars on me!のみフルサイズでしかも衣装がギミックでチェンジしてハロウィン風になるという…。5thライブではそこそこ多かったものの色がまばらだったけど今回は会場一面が紫色に染まってて。9人曲でその光景が観られるのが本当に嬉しくて嬉しくて泣いてしまいました。

その後は過去の曲を混じえたユニットパート。

ファンになりたての頃から好きだった「sweet & sweet holiday」をまさか今になって生で聴けるなんて。走馬灯じゃないですけど、この辺りで頭の片隅に置いてた「ファイナルライブ」という事実と自分がコンテンツにハマりたての頃の思い出がフラッシュバックしたりして。

「春情ロマンティック」は振り付けが本当にかっこよくて。リリホワのダンスは本当にいいなあ。衣装も全体に小さい風船がいくつもついたリリホワらしいというか昭和な衣装で。リリホワ恒例アンケートが無かったのが寂しかったですけど、客席のサイリウムをピンクか白にして桜に見立てる観客を巻き込んだパフォーマンスは圧巻でした。

「PSYCHIC FIRE」は今までのBiBiのコール曲で一番盛り上がったんじゃないかな…。BiBiコールも入ってて本当に楽しかった。「Cutie Panther」やってくれたのも嬉しかったなあ。

 

ユニットパートの後は劇場版曲。

Angelic Angel」の衣装、扇子の軌道を描く演出を完全に再現したステージは本当に素晴らしく何度も歓声をあげた。

「Hello, 星を数えて」ではニューヨークの街灯やタクシーなど町並みを再現した凝ったステージと衣装で劇場版の実写化をそのまま見ている感じでした。

「?←HEARTBEAT」は劇中のサングラスからちゃんと再現。ソファやぬいぐるみもしっかり出てきました。2番の歌詞って劇中サイズのシーンからそのまま繋がるようになってたのか、って初めて気付きました。くっすんの回転も相変わらずお見事でした。

Future style」は制服姿の2年生組が観られただけでも良かったしなによりキレのあるダンスも完璧でした。本当に好きな振りでコピーするのに必死だったので映像が発売されたらゆっくり観たいですね。

 

それが終わると「それは僕たちの奇跡」から始まる定番の盛り上がる曲。なんと「SUNNY DAY SONG」の衣装で登場。

ファンミーティングでもそうだったけど「ミはμ'sicのミ」は歌詞も振り付けも曲も合唱するところも全部ひっくるめて本当に好き。そのまま絶対盛り上がるし楽しいだろうなって思ってた「Super LOVE=Super LIVE!」もやってくれたしサイリウムの色替えも見事でした。

No brand girls」、「KiRa-KiRa Sensation!」と続いて「もうライブも終盤か…」と寂しい気持ちになりつつも今まで以上に全力でコールを入れて応援しました。

そしてお待ちかね「SUNNY DAY SONG」珍しくりっぴーからの振付指導から始まり、覚えたものの、結局自分含め劇中と同じ振りをしてる人が多かったですね。9人のダンスは本当に劇中そのまま。間奏での足も完璧でした。また、落ちサビ前の穂乃果ソロで皆がサイリウムをオレンジ色に切り替えるところは本当に素晴らしかった。

 

そしてアンコール1回目。

「START:DASH」から始まったのですが出てきた時に既にみもりんが涙目でこちらも泣きそうになってしまったのですがグッとこらえて。

snow halation」の会場を一斉に白からオレンジにするスノハレ芸と呼ばれるものですが5万人のドームが一気にオレンジ1色に。アニサマ2014を超えるものは無いんじゃないかなあと思ってたけど過去最高でした。圧巻。

1日目は「きっと青春が聞こえる」を合唱。歌詞もそうなんですが今の自分のきっかけとなった3rdライブの事を思い出して我慢出来ず泣いてしまいました。

2日目は「どんなときもずっと」を合唱。アニメの映像がモニターに出て羽根をつかむシーンはありがとうプロジェクトでも使われていた9分割画面のメンバーが同時に映る演出で号泣。ずるいって。

 

ここでそれぞれ9人のMC。

キャスト9人がキャラクター9人のことを本当に愛してるんだなというのが感じられこちらも嬉しくなりました。誰1人としてお別れの言葉は使いませんでした。それは「僕たちはひとつの光」や「さようならへさよなら!」の歌詞の通りなのかなって。

えみつんが「本当に最後の曲です」と紹介して「MOMENT RING

気付けば自分含め皆合唱しながら泣いていました。でもμ'sの9人は皆笑顔なんですよね。それを観て自分も笑顔で見送ろうと思ったんですけど無理でした。

 

そして「もう1回!」のコールから劇場版の「僕たちはひとつの光」が始まる前の「1~9 μ's! μ'sic start!」の映像が入りアリーナ席頭上の大きな花が開いて中から9人が現れ劇中の完全再現。

野暮なことかもしれませんが、えみつんが「MOMENT RING」を"本当に"最後の曲ですと紹介してからの「僕たちはひとつの光」はこの曲が穂乃果たち9人がキャスト9人に向けての曲か、キャスト9人が穂乃果たち9人に向けての曲だからなのかなあ。と思って僕は合唱には参加せずに見届けました。

歌い終わり、会場内には「僕たちはひとつの光」のインストゥルメンタルが流れました。そこはキャストは歌わず観客のみで合唱。そこでこの曲の歌詞ってファンの言葉としても捉えられるのかなあと思って合唱に参加しました。でもやっぱり9人が歌ってる時に一緒に歌うのは違うかなって。

手を振って、もっと振って18人の旅立ちを5万人と世界中のライブビューイングのファンで見送り、ファイナルライブは幕を閉じました。

 

 

ファイナルライブは終わってしまってすごく虚無感がありますが「さようならへさよなら!」を聴いて希望を保ってます。

μ'sの18人の活動は5年半~6年ですが、2013年1月のアニメ1期放送から3年と少しの間、光を追いかけて、僕の青春が聞こえて、奇跡のようにすべてが繋がって、18人の旅立ちの日を見届けることが出来て、本当に感謝しています。

またいつか18人に会える日を楽しみにしています。

 

f:id:hassey-x42s:20160404001148j:plain

 

──────────────────────────────────────────────────────────

 

ラブライブをきっかけに色んなライブやイベントに参加するようになったり、同じ話題で盛り上がれる友人が出来たり、本当に楽しい時間を過ごさせてもらったなと思います。ラブライブのイベントがしばらく無くて、そこで出来た友人達と会うことが無くなるのかなあとか思うと「きっと青春が聞こえる」とか「さようならへさよなら!」の歌詞を見てちょっとおセンチな気分になりそう。