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バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生/BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICEを見てきた話。

映画

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※ネタバレあり

公開日の3/25、ジャパンプレミアも行ったとされるTOHOシネマズ新宿にてTCX+3Dで見てきました。ホットなうちに感想を。

前提として、最低でもダークナイトトリロジー等でブルース・ウェインとはどういうキャラクターなのかを知っておくことと、時系列で今作の前日譚にあたるMAN OF STEELを見ておく事をオススメ。また、DCコミックスにはどんなスーパーヒーローがいるのかを知っておくと更に楽しめると思います。

 

また、公開されている予告のことはキッパリ忘れましょう。

完全に、とは言いませんが予告詐欺です。バットマンとスーパーマンが戦う描写は本編の1/10程度でしょう。まず予告で「スーパーマンの力が一般人の恐怖となり、人々はバットマンに助けを求めた」というセリフ回しがありますがそんな描写は一切ありません。

確かにスーパーマンが地球に来たことで9.11を連想させるような被害が出て、スーパーマンを恨む声をあげる市民も出てきました。しかしほとんどの市民はスーパーマンを英雄と思っていますし、誰もバットマンに助けを求めていません。予告にあったスカルペイントをした市民がスーパーマンに詰め寄るシーンもメキシコの行事「死者の日」に起きた火災で建物に取り残された少女をスーパーマンが助けたところに市民が英雄視しての行動です。

なぜ予告でそこまでしてスーパーマンを敵視するのか不思議でならない。そのほうが集客効果があるからなのかな。

バットマンが一方的にスーパーマンを敵視する理由は確かに異星人を脅威として捉えているからとゾッド将軍との戦闘でウィンエンタープライズ社のビルが崩れ家族同然の社員に多大な被害が出たことからの恨みからでした。

ブルースがスーパーマンに対抗するためにクリプトナイトの輸送車を襲った時にかけつけたスーパーマンとケンカになりそうでならなくてあっれぇ~?ってなりました。予告だと完全にバットモービルで突撃からの殴り合いになってるように見えるし…

一方、スーパーマンレックス・ルーサーに育ての親であるマーサを人質にとられ、バットマンを倒して来いと命じられますが逆に協力を求めにゴッサムに向かいます。

しかしバットマンは相変わらずスーパーマンを敵視。スーパーマンを追い詰めてクリプトナイトの槍で刺して終わりってところでスーパーマンの口から「マーサの命が危ない」という言葉が出てバットマンの動きが止まります。ブルースの母親もマーサという名前だったんですね。そこで亡き母を思い出しスーパーマンに協力してレックス・ルーサーと戦うことになります。

両親の死をきっかけにバットマンとなったブルースですがそんなことで和解してしまうのか…と少し拍子抜け。

とまあ、2大ヒーローの激闘を楽しみに映画館に足を運んだ人はガッカリするかと思います。

 

が、

 

レックス・ルーサーがゾッド将軍の遺体を利用して生み出した今回のヴィランドゥームズデイとの戦闘を経てヒーロー同士の絆が芽生え、命と引き換えにドゥームズデイを倒したことで国や市民から真の英雄として認められます。

散々馬鹿にしてきた邦題ですが、「あぁ、ジャスティスの誕生ってそういうことなんだなあ…」と目頭が熱くなりました。

MAN OF STEELを見たうえでいまいちスーパーマンに感情移入出来なかったかたは、今作を見ればスーパーマン最高!となるのではないでしょうか。

 

また、今作ではバットマンのピンチにワンダーウーマンが駆けつけます。

その時に流れるBGMがもう最高でね…


OFFICIAL - Is She With You? - Batman v Superman Soundtrack - Hans Zimmer & Junkie XL

正直言って、このBGM含めワンダーウーマンに全部持って行かれました。

他にもサイボーグ、フラッシュ、アクアマンも資料として登場します。そこらへんはジャスティスリーグと短編映画に期待ですね。

 

 

総評として、キャストは満点。ベン・アフレックの演技もとても良かった。ただアルフレッドは執事というかちょっと強そうなおじいちゃん。

何よりも評価するべきはレックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグ。「ソーシャル・ネットワーク」でザッカーバーグを演じて多数の賞にノミネートされるだけのことはあります。陽気・狂気・怨嗟、どの演技においても表情豊かで完璧でした。

ストーリーはヒーロー映画としては個人的に高得点なのですが尺の都合か脚本がひっちゃかめっちゃか。ダイジェストだらけで感情移入しづらい点はマイナスです。見せる順番、予告の通りのシナリオ、もっと悪落ちしたヒーローが英雄として復活する様をやってくれれば満点でした。

(ディレクターズ・カット版とか出してくれるといいなあ…。)