ラブライブ! School idol project と出会ってからの話。

2016年 3月31日/4月1日

ラブライブ!School idol projectの9人のキャラクターによる架空のアイドルグループ「μ's」のファイナルライブが東京ドームにて行われ、参加してきました。

セットリストはこちら

 

 

僕がラブライブという作品に出会ったのは、テレビアニメ1期の3話か4話が放送していた時期に、以前見ていた「キディ・ガーランド」というアニメに出演していた内田彩さんがラブライブに出演しているという情報をどこからか偶然得て、それまでラブライブのラの字も知らなかったのに興味本位で1話から追いかけて視聴したのがキッカケでした。2013年1月~2月頃の出来事ですね。

気付けばラブライブの世界に魅了され、iTunesでアニメ1期のオープニングテーマ「僕らは今のなかで」を購入して繰り返し聴いていました。今思うとこの時は全く声の聞き分けが出来ていませんでした。

そこから本放送に追いつき、6話ぐらいからはリアルタイムで視聴していたと思います。「これからのSomeday」のライブシーンにはもう釘付けでした。

8話で「僕らのLIFE 君とのLIVE」を聞いた時には「ラブライブのアニメ放送が始まる以前から深夜アニメの間のCMで聴き覚えのある曲だ!」と思って勝手に妙な親近感が湧いていました。

 

そしてそのままリアルタイムで視聴し、完全に勢いと、学生の頃よりも使えるお金が増えたことをきっかけに今までアニメのDVDは買ったことが無かったのに発売日前日のフラゲ日にブルーレイ1巻を「とらのあな」へ買いに走っていました。

なぜ「とらのあな」で購入を決めたかというと全巻購入特典の描きおろしタペストリー(にこ&希)があったからでして。

見始めの頃はまずはキャラクターとキャストの顔と名前を覚えようと公式HPのキャラクターのページを順番に覗いている時に東條希ちゃんのニッとしている横顔に一目惚れしてから今日まで、そしてこれからも希ちゃんが好きです。

一途になれるキャラクターが決まると鑑賞中気付けば目で追ってしまっているんですよね。この話は出番少ないんじゃないか!?と思い込みの怒りを感じるほどに。

 

 テレビアニメ1期の放送が終わり、ブルーレイ1巻が発売され1巻に封入されていた「μ's 3rd Anniversary LoveLive!(以下、3rdライブ)」の先行応募券をせっかくついてきたんだから応募しておこう、ぐらいの気持ちで応募したらたまたま当たってしまったのをきっかけに数年ぶりにアニソンのライブに参加することになりました。

 

2連番での当選だったため、アニメ化以前よりファンだった友人を誘い、とりあえず100均で15分ほど光るサイリウム(紫)を数本買って行こう、ぐらいの気持ちで仕事終わりに開演ギリギリの時間に現地に行ったのですが友人からキングブレードのお下がりをチケットのお礼にと貰ってこんな便利なものがいつの間にか出ていたのかと数年前と比べて驚きました。

まだその時はキャストの顔と名前を全員覚えていないうえに知らない曲が何曲もあるしコールを含むオタ芸等に物凄く抵抗があったのですが開演直前にはもう期待と緊張で手汗と鳥肌。自分も周りの見よう見まねでサイリウムの色をキャラクターごとに変えたり、コールを入れたり、希役の楠田亜衣奈さんことくっすんが参加している楽曲では1本しかないキンブレを紫色にして叫んだりとすっかり会場の空気に呑まれていました。

感動的なMCと「きっと青春が聞こえる」の合唱でもうボロボロになるまで泣いて、この頃からライブに参加する度に「ラブライブという作品が好きで良かった」と毎回思っています。

 

正直に言うと3rdライブの当選通知が来た時にTwitterを覗いたら落選報告ばかりなうえにヤフオクも6桁円で落札されてたりで転売しちゃおうかな?とか本当に行きたがってる友人に譲ろうかな?なんて思ったりしたもんですが3rdライブに参加したことがラブライブを知ってから今日までの人生での大きなターニングポイントになっていました。

 

 リリースされるCDやDVDは勿論、書籍やキャラクターグッズも揃え始め、ファンとして、アニメ好きとして久しぶりに充実していると思える時間でした。

聴く曲はラブライブ関連ばかりで1期のブルーレイを毎月買いに行く時期には「baby maybe 恋のボタン」、「sweet&sweet holiday」の2曲をよく聴いていてその2曲を聴くと今でもその時の事を思い出します。ファイナルライブでもその2曲を歌ってくれてとても嬉しかったなあ。

 

1期のブルーレイを全巻揃え終えた頃にはラブライブで一緒に盛り上がれる友人も増え、このコンテンツを好きなことが本当に嬉しくて楽しいことなんだと実感します。

 

 

2014年2月に開催された4thライブにも奇跡的に当選し、両日現地参加しました。

開催日前日の夜頃から悪天候で交通にトラブルが生じたりで職場にライブ参戦することを隠したままでっちあげの嘘をついて早退して猛吹雪の中参加したのを覚えています。

後にテレビアニメ2期終盤でμ'sメンバーが吹雪の中ライブに向かう話が出てきますがその脚本は4thライブ以前から出来ていてスタッフも驚いたとか。

3rdライブの開催地であるパシフィコ横浜の4倍以上のキャパシティを持つさいたまスーパーアリーナに着いた時は本当に驚きました。チケットの当選倍率が高いとは聞いていたけどここまでラブライブのファンが多いのかと…。

開催日数の2日間に増え、曲数も増えてまだ現場慣れしていない身としては3rdライブの時よりは幾分マシではあるけどまだ周りに合わせていくのに必死なのと頭が空っぽになっていたせいでライブの内容をあまり覚えていなかったのが本音です。

それでも

1日目の「微熱からMystery」

2日目の「硝子の花園」

この2曲は現地で見た時の興奮と感動を今でも忘れられません。思い出すだけでも鳥肌が立ちます。

 

 

そして4thライブで発表されたテレビアニメ2期。

1期の時とは違い1話から最速リアルタイムで観れること、動いている9人にまた会えたことは本当に嬉しかった。1話放送当時その日だけで何回観たことか…。

穂乃果が生徒会長になっているのはどうせ夢オチでしょ?とずっとずっと疑っていたのですが話はそのまま進み、ということは3年生は卒業してしまうのか…希にはもう会えなくなってしまうのだろうか…と不安になりながら観ていました。

2期はキャラクターごとにスポットを当てられた話が多くて特に4,5,8話はファンの間でキャラクターの好みが大きく動いた回なのではないでしょうか。

7話のエンディング手前と次回予告からもう本当に8話が楽しみで仕方なかったし放送中は見ながら泣いてしまいました。7話が収録されているブルーレイ5巻のジャケ写が公開された時も本当に嬉しかったし発売が待ち遠しくて仕方なかったなあ。

6話で挿入歌として登場した「Dansing stars on me!」ではソロパートは特に優遇さていないものの、希がセンターになり、それがアニメでPVとしてダンスシーンがあって、心の底から嬉しかった。5thライブではコレが実際に観られるのかな、ともう放送当時から楽しみでした。

 10話からは一気に現実味のある3年生卒業の話になり、本編では3年生卒業と同時に解散宣言をし、現実のグループはアニメとは関係無しに9人でこの先何年も活動を続けてほしいとずっと願っていました。

12話は言わずもがな。テレビの前でUO折って泣きながら振っていました。

最終話は愛してるばんざいで号泣。これでもう終わりだと思っていた最後の最後に劇場版を匂わせる展開だったのは本当に嬉しかったですね。

 

 

2015年1月31日/2月1日に開催された 5thライブには当選はしなかったものの、友人のおかげでなんとか両日現地に参加することが出来ました。

この頃にはもう随分とライブに慣れて余裕が出来てライブが終わったあとも細かい点まで覚えていられて5thライブは本当に楽しかった。

テレビアニメ2期の流れをそのまま再現したセットリストと衣装で「今目の前にμ'sがいるんだ」って今までのライブ以上に強く実感しました。

そしてなにより2日目の2月1日くっすんの誕生日当日。

あれを現地で見れたことは今でも嬉しく思うし、ライブ終わったあとに「希とくっすんが好きで本当によかった。ありがとう。」とも思いました。

 

 

5thライブにて劇場版の公開日が発表され、新曲のPVも流れ、当時は「映画だしあくまでテレビアニメ語の話で特に話は進まずドラマCDやお祭り的な話なのかな」と思っていました。なので前半のニューヨークでの話がすごく好きなんですよね。もうああいうのだけ観ていたいぐらい。μ'sにはずっと同じ時の中にいてほしいとさえ思ってました。

でもあくまで彼女たち9人が成長する話なんですよね。それでもこれで9人の話が終わってしまうのが本当に嫌で嫌で、公開初日から毎週1回は朝一で劇場に足を運んで観て。トータルで20回前後は観たんじゃないかな。こんなに何度も見たくなる映画は初めてでした。仕事中にふと見たくなって仕事帰りに見に行くぐらい。毎回同じ場所で泣いて、友人と感想や考察を語り合った後に観なおして発見があったり、今まで希ばかり観てたから大勢が映ってるシーンでは他のキャラクターたちも注目してみようとか別の見方が出来たり、見るたびに新たな発見があって本当に楽しかった。初めて応援上映なるものにも参加したりして。池袋の舞台挨拶にも行ったなあ。

 

 

それからCDのリリース情報等の進展はあったものの、次のライブの発表がずっと無くていつになるんだろう…と思っていたところにファイナルシングル・ファイナルライブの告知。もうどうしていいのかわかりませんでした。

どうもこうも出来ないのでとにかく自分のするべきことは彼女たちを現地で見届けることだと思いました。

今まで以上の倍率に残念ながらチケットを当てることが出来ず、1日目は友人たちとライブビューイングへ。2日目は友人のご厚意で余っているチケットを譲って貰って現地で彼女たちを見届ける事が出来ました。

 

 

ライブまでの間、当日が楽しみなのと最後を迎えたくないという葛藤で実感が湧きませんでした。

精一杯彼女たちを応援しよう、そして自分も最大限楽しもうという気持ちで参加しました。

「もぎゅっと "love" で接近中!」のPV中の衣装を再現した9人の可愛いメイド服でアニメ挿入歌のメドレーでは最後になんと今までアニメサイズのみだったメドレーがDancing stars on me!のみフルサイズでしかも衣装がギミックでチェンジしてハロウィン風になるという…。5thライブではそこそこ多かったものの色がまばらだったけど今回は会場一面が紫色に染まってて。9人曲でその光景が観られるのが本当に嬉しくて嬉しくて泣いてしまいました。

その後は過去の曲を混じえたユニットパート。

ファンになりたての頃から好きだった「sweet & sweet holiday」をまさか今になって生で聴けるなんて。走馬灯じゃないですけど、この辺りで頭の片隅に置いてた「ファイナルライブ」という事実と自分がコンテンツにハマりたての頃の思い出がフラッシュバックしたりして。

「春情ロマンティック」は振り付けが本当にかっこよくて。リリホワのダンスは本当にいいなあ。衣装も全体に小さい風船がいくつもついたリリホワらしいというか昭和な衣装で。リリホワ恒例アンケートが無かったのが寂しかったですけど、客席のサイリウムをピンクか白にして桜に見立てる観客を巻き込んだパフォーマンスは圧巻でした。

「PSYCHIC FIRE」は今までのBiBiのコール曲で一番盛り上がったんじゃないかな…。BiBiコールも入ってて本当に楽しかった。「Cutie Panther」やってくれたのも嬉しかったなあ。

 

ユニットパートの後は劇場版曲。

Angelic Angel」の衣装、扇子の軌道を描く演出を完全に再現したステージは本当に素晴らしく何度も歓声をあげた。

「Hello, 星を数えて」ではニューヨークの街灯やタクシーなど町並みを再現した凝ったステージと衣装で劇場版の実写化をそのまま見ている感じでした。

「?←HEARTBEAT」は劇中のサングラスからちゃんと再現。ソファやぬいぐるみもしっかり出てきました。2番の歌詞って劇中サイズのシーンからそのまま繋がるようになってたのか、って初めて気付きました。くっすんの回転も相変わらずお見事でした。

Future style」は制服姿の2年生組が観られただけでも良かったしなによりキレのあるダンスも完璧でした。本当に好きな振りでコピーするのに必死だったので映像が発売されたらゆっくり観たいですね。

 

それが終わると「それは僕たちの奇跡」から始まる定番の盛り上がる曲。なんと「SUNNY DAY SONG」の衣装で登場。

ファンミーティングでもそうだったけど「ミはμ'sicのミ」は歌詞も振り付けも曲も合唱するところも全部ひっくるめて本当に好き。そのまま絶対盛り上がるし楽しいだろうなって思ってた「Super LOVE=Super LIVE!」もやってくれたしサイリウムの色替えも見事でした。

No brand girls」、「KiRa-KiRa Sensation!」と続いて「もうライブも終盤か…」と寂しい気持ちになりつつも今まで以上に全力でコールを入れて応援しました。

そしてお待ちかね「SUNNY DAY SONG」珍しくりっぴーからの振付指導から始まり、覚えたものの、結局自分含め劇中と同じ振りをしてる人が多かったですね。9人のダンスは本当に劇中そのまま。間奏での足も完璧でした。また、落ちサビ前の穂乃果ソロで皆がサイリウムをオレンジ色に切り替えるところは本当に素晴らしかった。

 

そしてアンコール1回目。

「START:DASH」から始まったのですが出てきた時に既にみもりんが涙目でこちらも泣きそうになってしまったのですがグッとこらえて。

snow halation」の会場を一斉に白からオレンジにするスノハレ芸と呼ばれるものですが5万人のドームが一気にオレンジ1色に。アニサマ2014を超えるものは無いんじゃないかなあと思ってたけど過去最高でした。圧巻。

1日目は「きっと青春が聞こえる」を合唱。歌詞もそうなんですが今の自分のきっかけとなった3rdライブの事を思い出して我慢出来ず泣いてしまいました。

2日目は「どんなときもずっと」を合唱。アニメの映像がモニターに出て羽根をつかむシーンはありがとうプロジェクトでも使われていた9分割画面のメンバーが同時に映る演出で号泣。ずるいって。

 

ここでそれぞれ9人のMC。

キャスト9人がキャラクター9人のことを本当に愛してるんだなというのが感じられこちらも嬉しくなりました。誰1人としてお別れの言葉は使いませんでした。それは「僕たちはひとつの光」や「さようならへさよなら!」の歌詞の通りなのかなって。

えみつんが「本当に最後の曲です」と紹介して「MOMENT RING

気付けば自分含め皆合唱しながら泣いていました。でもμ'sの9人は皆笑顔なんですよね。それを観て自分も笑顔で見送ろうと思ったんですけど無理でした。

 

そして「もう1回!」のコールから劇場版の「僕たちはひとつの光」が始まる前の「1~9 μ's! μ'sic start!」の映像が入りアリーナ席頭上の大きな花が開いて中から9人が現れ劇中の完全再現。

野暮なことかもしれませんが、えみつんが「MOMENT RING」を"本当に"最後の曲ですと紹介してからの「僕たちはひとつの光」はこの曲が穂乃果たち9人がキャスト9人に向けての曲か、キャスト9人が穂乃果たち9人に向けての曲だからなのかなあ。と思って僕は合唱には参加せずに見届けました。

歌い終わり、会場内には「僕たちはひとつの光」のインストゥルメンタルが流れました。そこはキャストは歌わず観客のみで合唱。そこでこの曲の歌詞ってファンの言葉としても捉えられるのかなあと思って合唱に参加しました。でもやっぱり9人が歌ってる時に一緒に歌うのは違うかなって。

手を振って、もっと振って18人の旅立ちを5万人と世界中のライブビューイングのファンで見送り、ファイナルライブは幕を閉じました。

 

 

ファイナルライブは終わってしまってすごく虚無感がありますが「さようならへさよなら!」を聴いて希望を保ってます。

μ'sの18人の活動は5年半~6年ですが、2013年1月のアニメ1期放送から3年と少しの間、光を追いかけて、僕の青春が聞こえて、奇跡のようにすべてが繋がって、18人の旅立ちの日を見届けることが出来て、本当に感謝しています。

またいつか18人に会える日を楽しみにしています。

 

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ラブライブをきっかけに色んなライブやイベントに参加するようになったり、同じ話題で盛り上がれる友人が出来たり、本当に楽しい時間を過ごさせてもらったなと思います。ラブライブのイベントがしばらく無くて、そこで出来た友人達と会うことが無くなるのかなあとか思うと「きっと青春が聞こえる」とか「さようならへさよなら!」の歌詞を見てちょっとおセンチな気分になりそう。

 

 

 

バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生/BATMAN v SUPERMAN DAWN OF JUSTICEを見てきた話。

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※ネタバレあり

公開日の3/25、ジャパンプレミアも行ったとされるTOHOシネマズ新宿にてTCX+3Dで見てきました。ホットなうちに感想を。

前提として、最低でもダークナイトトリロジー等でブルース・ウェインとはどういうキャラクターなのかを知っておくことと、時系列で今作の前日譚にあたるMAN OF STEELを見ておく事をオススメ。また、DCコミックスにはどんなスーパーヒーローがいるのかを知っておくと更に楽しめると思います。

 

また、公開されている予告のことはキッパリ忘れましょう。

完全に、とは言いませんが予告詐欺です。バットマンとスーパーマンが戦う描写は本編の1/10程度でしょう。まず予告で「スーパーマンの力が一般人の恐怖となり、人々はバットマンに助けを求めた」というセリフ回しがありますがそんな描写は一切ありません。

確かにスーパーマンが地球に来たことで9.11を連想させるような被害が出て、スーパーマンを恨む声をあげる市民も出てきました。しかしほとんどの市民はスーパーマンを英雄と思っていますし、誰もバットマンに助けを求めていません。予告にあったスカルペイントをした市民がスーパーマンに詰め寄るシーンもメキシコの行事「死者の日」に起きた火災で建物に取り残された少女をスーパーマンが助けたところに市民が英雄視しての行動です。

なぜ予告でそこまでしてスーパーマンを敵視するのか不思議でならない。そのほうが集客効果があるからなのかな。

バットマンが一方的にスーパーマンを敵視する理由は確かに異星人を脅威として捉えているからとゾッド将軍との戦闘でウィンエンタープライズ社のビルが崩れ家族同然の社員に多大な被害が出たことからの恨みからでした。

ブルースがスーパーマンに対抗するためにクリプトナイトの輸送車を襲った時にかけつけたスーパーマンとケンカになりそうでならなくてあっれぇ~?ってなりました。予告だと完全にバットモービルで突撃からの殴り合いになってるように見えるし…

一方、スーパーマンレックス・ルーサーに育ての親であるマーサを人質にとられ、バットマンを倒して来いと命じられますが逆に協力を求めにゴッサムに向かいます。

しかしバットマンは相変わらずスーパーマンを敵視。スーパーマンを追い詰めてクリプトナイトの槍で刺して終わりってところでスーパーマンの口から「マーサの命が危ない」という言葉が出てバットマンの動きが止まります。ブルースの母親もマーサという名前だったんですね。そこで亡き母を思い出しスーパーマンに協力してレックス・ルーサーと戦うことになります。

両親の死をきっかけにバットマンとなったブルースですがそんなことで和解してしまうのか…と少し拍子抜け。

とまあ、2大ヒーローの激闘を楽しみに映画館に足を運んだ人はガッカリするかと思います。

 

が、

 

レックス・ルーサーがゾッド将軍の遺体を利用して生み出した今回のヴィランドゥームズデイとの戦闘を経てヒーロー同士の絆が芽生え、命と引き換えにドゥームズデイを倒したことで国や市民から真の英雄として認められます。

散々馬鹿にしてきた邦題ですが、「あぁ、ジャスティスの誕生ってそういうことなんだなあ…」と目頭が熱くなりました。

MAN OF STEELを見たうえでいまいちスーパーマンに感情移入出来なかったかたは、今作を見ればスーパーマン最高!となるのではないでしょうか。

 

また、今作ではバットマンのピンチにワンダーウーマンが駆けつけます。

その時に流れるBGMがもう最高でね…


OFFICIAL - Is She With You? - Batman v Superman Soundtrack - Hans Zimmer & Junkie XL

正直言って、このBGM含めワンダーウーマンに全部持って行かれました。

他にもサイボーグ、フラッシュ、アクアマンも資料として登場します。そこらへんはジャスティスリーグと短編映画に期待ですね。

 

 

総評として、キャストは満点。ベン・アフレックの演技もとても良かった。ただアルフレッドは執事というかちょっと強そうなおじいちゃん。

何よりも評価するべきはレックス・ルーサー役のジェシー・アイゼンバーグ。「ソーシャル・ネットワーク」でザッカーバーグを演じて多数の賞にノミネートされるだけのことはあります。陽気・狂気・怨嗟、どの演技においても表情豊かで完璧でした。

ストーリーはヒーロー映画としては個人的に高得点なのですが尺の都合か脚本がひっちゃかめっちゃか。ダイジェストだらけで感情移入しづらい点はマイナスです。見せる順番、予告の通りのシナリオ、もっと悪落ちしたヒーローが英雄として復活する様をやってくれれば満点でした。

(ディレクターズ・カット版とか出してくれるといいなあ…。)

 

オデッセイ / THE MARTIAN を見てきた話。

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※ネタバレあり

約1ヶ月遅れで見てきました。
劇場で予告を見た時から見たかったんですけどTwitterDASH村だの公式の「#火星ひとりぼっち」だの騒がれ方が臭くて少し躊躇してました。

それはさておき、実際鑑賞したらそんなのも気にならないほどに素晴らしい作品でした。
むしろ予告で感じさせてくれた期待を遥かに超えました。
以下、サラッと感想。


あらすじはこちらより
オデッセイ (映画) - Wikipedia



正直言って自分は天文学など無知に等しく、火星なんて太陽系の惑星だろ、ぐらいの知識しかありませんでしたがこの映画を見るのにそんな知識なんて必要ありません。
火星⇔地球と交互に視点を当て、テンポはとても良くサクサクと話が進みます。

実際に火星ってどんなところなの?っていうと『酸素がなくて当然生物がいなくて乾燥していて夜は極度に寒い砂漠のようなところ』という漠然とした環境は劇中を通して伝わってきます。
ちなみに、火星のロケ地はヨルダン

それっぽく、ただただ砂漠や岸壁、地平線が広がっているのみ。
絶望感をわかりやすく表現している土地です。


ざっくり言ってしまえば
マット・デイモン演じるマーク・ワトニー(植物学者)は生き残る、地球に帰るためにあらゆる知識を活かして火星で生活
死んだと思い込んだ彼の生存が分かると同時に地球のNASAや政府、火星探査計画の同クルーたちが彼を救出するために全力を尽くす
そして無事、帰還というお話。


火星に1人取り残されたワトニーは自分の怪我の治療から火星でのジャガイモの栽培、地球との交信など生き残る為にありとあらゆることを何ヶ月もかけてすべて1人で成し遂げます。
地球でそれを見守る人たちは1人で絶体絶命の状況に追い込まれた彼の精神状態を心配しますが彼は陽気にそつなくこなします。
そんな彼でももしもの時に備えて両親への伝言を頼んだり地球に向けて火星を離脱する時なんかは涙します。
実際、火星を旅立つシーンでは見てるこちらも火星に少し寂しさを感じてしまうほどでした。
マット・デイモンの演技力にただただ関心するばかり。

そんな過酷な状況にも関わらず登場人物が誰一人として生存していると分かったワトニーの救出を諦めてはいません。
見ているこちらも悲壮感に駆られることはありませんでした。
一度は全世界に向け報道されたワトニーの死ですが生存していることがわかったため訂正し報道。
そして全世界が彼の帰りを待つようになります。
人間誰一人としてNASAをパッシングしたり、計画を邪魔立てるようなことをせず、またワトニー自身も仕方なく置いていった火星探査計画のクルーのことを恨んではいません。
また、クルーの人間もワトニーの生存がわかると通信で家族にあと1年は帰れない事を伝え、その家族もみな了承し、地球の裏を一周しまた火星に航路を向け命がけで救出しに向かいます。
そして地球ではワトニーの救出劇を生中継で報道。タイムズスクエアなどの大スクリーンの前には大勢が集まり皆で彼の帰還を祈りスクリーンを見つめます。
無事に火星探査船と合流し救出したところで大きな歓声があがります。
そして月日は流れ地球に無事に戻り、クルーの中でカップルになり地球で子供が生まれたり、みな家族の元に無事に戻ることが出来ました。

なんてハートフルな映画なんだろう


この映画の見どころの一つと言ってもいい「ジャガイモ栽培」のシーン。
建物の中とは言えワトニーは植物学者の知識を活かして火星でのジャガイモの栽培に成功して食料を増やします。
成功したものの不慮の事故によりジャガイモの栽培は不可能になってしまうのですが、それでも火星の土からジャガイモの芽が出たのを見てワトニーが「やあ」と声をかけるシーンの感動はこの作品の中でも3本指に入るシーンです。
それがまた地球に帰ってから地面から出た若葉に同じように「やあ」と声をかけるのがもう憎い演出です。
地球に帰ったワトニーは宇宙飛行士候補生たちの教師になります。
そこで火星での活躍を知っている候補生たちの英雄となったワトニーは候補生たちに
「宇宙で絶望しても問題を1つずつ解決していくんだ」と教え、物語は終わります。


ワトニーの心情を表すかのようにクルーの船長、メリッサ・ルイスの趣味である彼女のディスコミュージックの数々も必見です。

・TURN THE BEAT AROUND - VICKI SUE ROBINSON
・Hot Stuff - Donna Summer
・Rock the Boat - Hues Corporation
・Don’t Leave Me This Way - Thelma Houston
Starman - David Bowie
・Waterloo - Abba
・Love Train - The O’Jays
・ I Will Survive - Gloria Gaynor

この中でもやはり、救出計画遂行のため地球で皆が力を合わせて動くシーンで流れるデビッド・ボウイStarmanは心に刺さりました。
シーンによっては和訳の歌詞を表示してくれるのも嬉しいところでした。
ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーやキングスマンなど洋楽をふんだんに使う映画にハズレは無いなあと。
表示されない部分の歌詞はわからなくても自然と感情移入してしまうもんです。


マット・デイモンを筆頭にどのキャストも素晴らしかったのですが、中でもお気に入りは火星探査計画のクルーであるマルティネス役のマイケル・ペーニャ
見る前はマット・デイモンしかキャスト情報を入れてなかったのですが見てる途中で気が付きました。
アントマンで好きになったのですが彼の演じる役柄はすごく癒され惹かれるところがありますので興味が有る方はそちらも合わせて是非。

オデッセイという邦題、見る前はどうかなと思ったのですがあながち間違いでは無いなあと。
でもやはり火星の人という意味のMARS+IANのMARTIANのほうがしっくり来ますね。


最後に
正直に申し上げてまだこの映画を見ていない方で予告を見てこの映画にスリルを求めているのでしたらそれらの先入観は捨ててください。
言ってしまえば誰一人として死人が出たりはしません。
笑いあり、感激の涙あり、希望ありの1本です。




そしてアイアンマン




good bye MARS.

Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』 感想

Vシネマ『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』
2月20日(土) 東京都練馬区 T・ジョイ大泉にて 11時からの完成披露上映会に行って来ました。
チケットを当ててくれた友人に感謝。
あらすじ多めで旬なうちに感想やらを。※ネタバレあり


さて、
本編のストーリーは仮面ライダードライブ40話...
進ノ介・剛・チェイスの3人で力を合わせてロイミュード008(トルネード)を倒しチェイスが進ノ介を下の名前を呼び始め、仲間を守るために覚悟を決めるのが40話。
そこから映画「サプライズ・フューチャー」に繋がり、そこからVシネマ仮面ライダーチェイサーへ。
時系列で言えば映画と41話の間ですが特に大きなストーリーとの繋がりはありません。

物語はロイミュード000(後のチェイス)がプロトドライブとして正義に目覚める前からスタート。
テレビでは珍しいベルトさんとチェイスとの掛け合いが多く見られました。
MOVIE大戦ジェネシスで歴史は変わりましたけど最初にベルトさんをつけて変身したのはチェイスなので付き合いは進ノ介より長いのです。
ベルトさんがチェイスロイミュードの暴走を止めるようにと語りかけ、正義に目覚めさせそこからプロトドライブの活躍が始まります。
それはMOVIE大戦フルスロットルの入場特典の通り。狩野洸一をコピーしたのはこの時。テレビ本編に出た時と違って原付きに乗って商店街の八百屋で買い物してるところを遠くからコピーしたようです。
後に現在のロイミュード幹部のハートに捕まり改造手術を受け死神・魔進チェイサーになります。
この辺はちょっと昭和ライダーっぽいなって思った。

そこから物語は現代に進み、かつてプロトドライブだった頃、魔進チェイサーだった頃に倒したもののコアを破壊出来なかったロイミュード051が強盗事件を起こし現場でチェイスとの因縁の再開を果たします。
051の攻撃により現場にいた女性、日奈子が051の攻撃により怪我をするのですがその時の血の出方がさすがVシネマ。弾が腕をだけですごい血が出ます。
あとから合流した進ノ介・剛に051を追わせ病院に日奈子を搬送し、日奈子の弟・ひろしと出会ったところから大きくこの物語は動きます。

病院でチェイスが「人形のようで怖い」というひろしの言葉に堪えつつも手に持っている免許証を思わず粉々に握りつぶすチェイス
この病院でのシーン、何気ないようで日奈子と相部屋で隣のベッドで入院していた患者がものすごい怪我と表情で視聴者の笑いを誘ってきました。
例えるならば仮面ライダーW終盤のテラー・ドーパントにやられた照井竜のよう。
結局ストーリーにはなんの関わりもなく会話にも一切入ってきませんでした。

「人間らしさ」を求めるためにロイミュード099エンジェルの「羽根」の力を借りてまるで免許証の笑顔が振る舞えるように。
ここからはギャグ要素が更に加速します。
がその前に、エンジェルが羽根をチェイスに移植するシーン、とてもエロスです。
心療医師をコピーしたエンジェルが診療室にて靴を脱ぎ、手袋を外し、背中のファスナーを下ろし全裸へ。
さすがVシネマ!多少の期待はしてましたがここまでしてくれるとは。
舞台挨拶で稲葉友くんと木ノ本嶺浩くんも手袋を外すシーンについて熱く語ってました。

羽根の力で人間らしい振る舞いができるようになったチェイス
おかげでひろしとも打ち解け、笑顔で一緒にバスケをするような仲にまで発展します。
ここで初めて人に直接感謝されることがこんなにも嬉しいのかという感情を得ます。
個人的なことですが職業上とても共感しました。


一方で久留間市と風都市の市境で051のコピー元の死体が発見されたと現場の進ノ介から連絡が入ります。(後に051と同じ人間をコピーした077が倒れていただけと判明)
風都警察と特状科、どちらが捜査するかのせめぎあい。
ここで三条陸脚本の仮面ライダーが共闘をします。
どちらも警察で赤いライダー。
ドライブ放送開始時から「アクセルっぽい」と言われてただけにとても熱い共闘です。
舞台挨拶では、竹内涼真くん曰く、三条陸さんにアクセルと共演したいと申し出ていたとのこと。
この2人の仮面ライダーの違いは市民に招待を明かしているか否か。
Wは最後まで身内以外には正体を明かさずに終わりました。
一方ドライブは25話で自分の正体や身内の危険よりもいまその場で市民の命を最優先して周りの反対を押しのけ公衆の面前で変身しました。



少し脱線しますが、個人的にはこの要素はヒーロー物作品を見る上で重視しています。
ダークナイト3部作のように正体を明かさないがために市民を危険に陥れバッシングを買うダークヒーロー、ヒーローマンのように市民や合衆国から脅威に見られるも市民の前に素面で立ち市民を守り戦う正統派のヒーロー。
どちらも好きですが個人的には後者の方が好きです。仮面ライダーW劇場版 運命のガイアメモリAtoZのラストのように、ラストで市民が街の正義の象徴をみんなで応援するようなシーンが特に好きですね。
それはどのヒーロー作品にもあることでベタなようですが、正体を明かしているかどうかで視聴者の想いは変わってくると思います。
翔太郎やフィリップ、照井は当然変身せずとも街のためにと戦ってきましたが変身して事件を解決し、怪物を倒し、大勢の市民から感謝されるのは仮面ライダーとしての姿の方。
それでも街の平和のために最後まで初志貫徹で戦いました。
当然どのヒーローも市民の感謝の声のために戦っているのではありません。
『ドライブサーガ 仮面ライダーチェイサー』の中でもハートが「賞賛の声が無ければ戦えないほど軟な男だったのか」チェイスに問いかけるシーンがあります。本編で一番好きなセリフです。
予告で使われているのを聞いた時は何も感じませんでしたが、本編で言われた時はハッとしました。
そうだ、ヒーローとはこうでなければいけないのか、と。当たり前のことを忘れていて、それをあくまで敵側のキャラクターに言わせて気付かせるのは流石だなあと。
たとえヒーローのように誰かの命を守るためでなくても、誰かの役に立つ、誰かの為になるのならば謝礼がなくとも不快に思わずに精神的にも強い人間になろう、と思いました。



さて話は戻って、ひろしから「また一緒にバスケをしよう」と約束をしたところで051が出現。
マッハドライバーで変身しようとするも羽根によって仮面ライダーとしての正義の力を失い、レバーが下りず変身出来ず。
そこにエンジェルがライノチェイサーバイラルコアを持って現れます。
エンジェルに言われるがままに仮面ライダーではなくロイミュードとしてライノチェイサーバイラルコアを使って超進化態の超魔進チェイサーへと変身します。
これは特に語られることがありませんでしたが人間らしい心を得ることが魔進チェイサーの超進化態になるための条件だったのではないかなと。
仮面ライダーとして正義の味方である身としてはロイミュードとして超進化する必要は無いとはいえ皮肉なことですね。
超進化の力で051を倒します。ロイミュードであることを知って恐怖を感じた日奈子とひろしはチェイスから遠ざかってしまいます。
超魔進チェイサーの見た目はすごく好きなのですが本編を見たあとではとても複雑です。

市境では倒れていた077が起き上がり、一般の人間である他の警察官は逃げ出してしまいます。
この時に警察官が落とした証拠品でもあるBEASTのガイアメモリによりロイミュードドーパントへ。
進ノ介と剛は変身してロイミュードと戦います。
照井はエンジンブレードを持ちだして生身で応戦。AtoZの時よりも力がついたのか結構振り回してました。それでも重そうでしたが。
進ノ介と剛以外が無くなったところで照井はアクセルへと変身します。
この時のBGMはもちろん疾走のアクセル。会場内がざわついたのを今でも覚えています。
風都と久留間、街は違えど思いは同じ。3人のライダーの活躍により077を倒します。
照井に別れを告げる2人。
その後、照井の携帯に妻である鳴海亜樹子から電話が来てまさかのここでサプライズ。
2人の間に子供が生まれていました。名前は失念してしまいましたが照井の赤ちゃん言葉には会場も爆笑の渦。
実質、仮面ライダーWのエピローグとしても楽しめました。
照井の出番はここまで。
また、進ノ介が誤って照井を福井と呼ぶことがあったのですがこれは台本ではなく収録中に実際に間違えたのが採用されたんだとか。
剛のツッコミがいい味出してました。

羽根を使ってロイミュードを束ねようとするエンジェルの思想に1人反対するハート。
ここであの羽根はやがてロイミュードの精神を支配するものだと知り、一度は羽根の力に魅了されたブレンもハートの側に戻ります。
この時だけはベルトさんもハート側の味方でした。テレビでは見られない貴重な関わりでしたね。
ですがチェイスだけ、人間らしい心を持てて、人間に感謝されたことが嬉しい事への葛藤が拭えずにエンジェルのことをまだ信じていました。
そこでハートの先のセリフが出るわけです。

その言葉で気付いたチェイスはエンジェルとの戦いに挑みます。
がそこで現れたのは胸にエンジェルの羽根をつけたひろし。
この羽根のおかげで明るい性格になりクラスメイトとも打ち解けることが出来る、だから邪魔をしないでくれと喜びます。
ですがチェイサーは葛藤の中に一つの答えを見つけ、ライノチェイサーバイラルコアで自分の胸を刺し、羽根を摘出します。
テレビならバチバチとしたショートするようなCGで済まされるようなダメージ演出もVシネマならではの大量の血で表現されていました。
そして自分はロイミュードではなく仮面ライダーチェイサーだと名乗りマッハドライバーを使って変身します。

激闘の末、最後に「これはお前に返そう」と言ってブレイクガンナーに装填したライノチェイサーバイラルコアをエンジェルに発射してとどめを刺します。
エンジェルの死により羽根を植え付けられ支配されていたロイミュードのコアは戻り、ひろしの胸の羽根も消えます。

ひろしが1人でバスケをしているところに通りかかるチェイス
以前の一緒にバスケをする約束を守りに来てくれた、と駆け寄るひろしにチェイス
「ルールなら知っている、クラスメイトを誘って一緒にやるといい」と声をかけ横を通り過ぎます。
羽根を無理に摘出したショックで事件中の記憶が抜けてしまい人間のような心を持っていた時の記憶も無くなってしまっていました。
ですがひろしはチェイスに笑顔を向けます。チェイスと出会って内気だった性格から前向きになれました。

そして主題歌の「good bye little moon」が流れて物語は終わります。


ロイミュード000/プロトドライブ/死神魔進チェイサー/チェイス/仮面ライダーチェイサーという1人の戦士の葛藤や正義が詰まった本編でした。
仮面ライダードライブテレビシリーズや今作はヒーロー物を語る上では必見の作品だと思います。

他にもブレンやメディックなどロイミュード側の今後テレビシリーズ41話以降に関わる裏話のようなものもあり、映画以上の大ボリュームの85分間でした。
ブレイクガンナー付属限定版は既に予約終了しているところも多いですが是非ともテレビシリーズと合わせて見ていただきたい作品であります。


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記事中頃の自分の中の好きな正義・ヒーロー像とはなんぞやを一度書き表してみたいなあと思っていたところにこの作品を見て、ハートの言葉を聞いて衝撃を受けて衝動的にブログを立ち上げて記事にしたのでそれ以外のところは小学生並みの感想文でしかありませんが書けてよかったなと。
また、脚本家三条陸の作品における「仮面ライダー」という概念ってやっぱり素晴らしい物だなあと記事を書きながら再認識出来ました。

はじめまして

ここ数年で映画やら海外ドラマやらを見る機会が見えてきてTwitter以外にも長ったらしい少しは考えてることが伝わりやすい向こうで書くとこっ恥ずかしいようなことを書きたいなと思ったのがきっかけ。
読書メーター鑑賞メーターも登録してるけどそれとはまた別として。
映画、ドラマ、アニメ、漫画。その感想以外にもなにか書くかもしれない。
当然ネタバレ含む。
よろしくお願いします。